みなさんこんにちは!
静岡県茶業会議所発行、月刊「茶」2020年7月号に「カテキンがウイルスに作用するメカニズム」が
分かり易く解説されていましたので紹介させて頂きます\(^o^)/
【ウイルス感染を防ぐエピガロカテキンガレート】
緑茶にはインフルエンザの原因となるウイルスや小児の風邪の原因となるウイルスに直接作用して、
これらのウイルスの感染を無力化する成分が含まれています。茶カテキンはその代表です。
インフルエンザウイルスは、ウイルス粒子の表面からスパイク状に突き出した2種類のタンパク質を
利用して喉や鼻腔の細胞に感染します。
茶カテキンは、スパイクタンパク質に直接作用して、その働きを抑えることで
インフルエンザウイルスの感染を防ぎます。
茶カテキンの中でも特にエピガロカテキンガレート(EGCG)が強い作用を示すことが
明らかになっているそうです。
(茶業会議所発行 月刊「茶」2020年7月号のデータより)
記事中では「インフルエンザ・ウイルス」を例に説明していますが、
ウイルスが体内に入り込む仕組みはコロナウイルスもほぼ同じで、
ウイルス表面にあるスパイクタンパク質の突起を人の細胞に結合させて侵入して来ます。
コロナウイルスではそのスパイクの数が多いと報告されていますが、数が多くても仕組みは
同じなので、カテキンのタンパク質への直接作用によって、感染を防いでくれるそうです。
【粘膜免疫系の働きをよくするエピガロカテキン】
また、カテキンの1種であるEGC(エピガロカテキン)には粘膜免疫系の働きをよくする効果があることが確認されています。
冷茶で緑茶を淹れる(水出し緑茶)と、浸出液中のEGCG(エピガロカテキンガレート)が少なくなり、EGCの効果が発揮されやすくなります。
粘膜免疫系を活性化して病原体の侵入を防ぐためには、冷水で淹れたお茶を飲むのがよさそうです。
(静岡県茶業会議所発行 「知らなきゃソンするお茶のこと10の秘密」より)
まずは、体の免疫力を高めて、感染症などの予防を心がけましょう!
免疫力を高めるために効果的といわれているのがエピガロカテキン(EGC)です。
上の表を見ると、低い温度で抽出した方が、EGCの割合が高い緑茶ができます。
体調を崩しがちなこの季節、お茶を飲んで免疫力をアップしましょう!!
株式会社葉桐 直販部