お茶の種類「茶種」①~煎茶と深むし茶~

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写真はどちらも左が深むし茶、右が浅むし煎茶。


こんにちは、影山です。

お茶が好き!という人の中でも、その好みは様々です。
「いつも煎茶しか飲まない」という方、「夜寝る前はほうじ茶」と決めている方
「その時の気分で色々なお茶を飲む」という方…。

甘いお茶が好き、渋みがある方が好き、芳ばしいのが好み、なんて、味の好みを
伺うこともよくあります。

そう、一口に「お茶」と行っても、
煎茶、ほうじ茶、玄米茶、かぶせ茶…などなど、様々なお茶の種類があるんですね。
味も香りも色々。皆さんもご存知かと思います。

これらはみな、基本的には同じ「チャ」の木から採れるものですが、
栽培方法、摘採時期や部分、製造方法によって分かれるこのそれぞれを「茶種」と呼びます。


簡単に分類すると、以下の通りです。

不発酵茶 蒸し製 煎茶 煎茶
深むし茶
玉露
かぶせ茶
玉緑茶
抹茶
番茶
茎茶
粉茶
再加工茶 ほうじ茶
玄米茶
釜炒り製 玉緑茶
半発酵茶   烏龍茶など
発酵茶   紅茶


知っているけど、具体的にどこが違うのか知らなかったり、
中には聞いた事のないお茶もあるのではないでしょうか。
少しずつこのブログで紹介して行きたいと思います。

まずは、基本中の基本「煎茶・深むし茶」
もっとも親しまれているお茶から見ていきましょう。


【煎茶(普通煎茶・浅むし煎茶)】
日本茶といえばまずは「煎茶」ですね。
摘採した生葉をすぐに蒸して加熱し
発酵(酸化酵素の働き)を止めて、
揉んで乾かし揉んで乾かしの工程を
何度も繰り返しながら針のように撚り込んでいきます。
  *製造については先日までの連載()をご覧ください。
色は澄んだ黄金色。
香り高く、味わい濃厚。
上質なもの程、旨み・甘みがあり、
おダシのような味わいのものもあります。


【深むし茶】
製造の工程は普通煎茶と同じですが、
生葉を蒸す時間を通常より長くしたお茶です。
長く蒸す理由は産地や生産者ごとさまざまなようですが、
おおむね次のような理由が挙げられます。

1、長く蒸すことで、緑色の濃い水色を出す。
2、嗜好品としての「香味」の特徴を薄めることで、
 多くのお客様に対応。

今では静岡を中心に広く親しまれるお茶ですが、
その歴史は意外と浅く、1970年代に
静岡県の牧之原台地で作られたのが始まりとされています。

長く蒸す分、葉が細かくなるので、
透明度は低めです。
お茶の香りや個性は弱くなりますが、渋みが少なく、
クセのないまろやかな味わいとなり、
熱湯でもさっと出せるため、
手軽に飲めるお茶として親しまれているお茶です。


いつも皆さんが飲んでいるのはどちらでしょう?
意外と気にされていない方も多いのですが、
比べてみると味わいは全く違います!!
ぜひ、意識してみてくださいね♪

もう8月もあと僅か。
夏の疲れが出てくる時期ですが、
美味しいお茶を飲んで毎日すっきり!
元気に過ごしていきましょうっ!!


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