鏡開きは、1月11日に正月飾りの鏡餅を下ろして食べる行事です。
鏡餅には年神様が宿っていた魂が吹き込まれているといわれております。
その力を授かり家族の無病息災の願いを込めて、お正月に飾ってあった
鏡餅を食べるまでが鏡開きです。
飾るだけではなく、下ろして食べる終えることまでが鏡餅の本来の意味を成すとされています。
「切る」や「割る」といった言葉は縁起が悪いので、
末広がりの意味を持つ「開く」を使い「鏡開き」というようになりました。
鏡餅は木槌や手で開きます。
これは昔の武家の慣わしで刃物は切腹を連想させるから、
また神様の依り代だった鏡餅に刃物を入れてはいけないからといった理由からそのようになったようです。
さらに日数が経過し、固くなった鏡餅を食べることで
歯固めと言って、丈夫な歯で長生きしようという意味もあるそうです。
日本の風習には昔の人の知恵と優しい気持ちがたくさん溢れていて素敵ですね。
お餅をのどに詰まらせないようにゆっくりお茶を楽しみながら、味わって食べてください。
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