国産なのに異国の華やかな香り「静岡県包種茶」
静岡県包種茶
包種茶は台湾茶を代表するお茶の1つで、
茶葉は緩く揉まれ、極めて軽く発酵をすることで甘い花のような香りがするお茶です。
日本茶ではなかなか味わえないような異国の味わいをお楽しみいただけますが、
100%国産なので安心してお召し上がりいただけます。
包種茶について
1. 製造方法
包種茶は、半発酵茶(青茶)の一種で、発酵度が約10~20%と軽めのウーロン茶に分類されます。
そのため、緑茶に近い爽やかさを持ちながらも、ウーロン茶特有のまろやかな味わいが楽しめます。
製茶過程では、摘んだ茶葉を軽く揉みながら発酵を促し、その後、急速に乾燥させることで発酵を止めます。
これにより、茶葉が持つ自然の香りを最大限に引き出し、軽やかな風味が特徴となります。
2. 包種茶の特徴
香り: 包種茶は、非常にフローラルで、特にジャスミンや蘭のような香りが感じられます。
味わい: 口当たりは非常にまろやかで、甘みと爽やかさが絶妙に調和しています。
後味もさっぱりとしているため、食後にも適しています。
外観: 茶葉は緑がかっており、茶葉が軽く巻かれているのが特徴です。
3. 健康効果
包種茶はカフェインを適度に含み、リラックス効果や抗酸化作用があるとされています。
また、消化を助ける働きがあり、食後に飲むことで胃腸の働きを促進すると言われています。
4. 飲み方
包種茶は一般的に約80~90度の温度で淹れるのが良いとされています。
高温で淹れると、茶葉の香りが一気に広がり、爽やかな味わいが楽しめます。
何度も茶葉を蒸らして飲む「工夫茶」のような方式でも楽しむことができ、数煎目でも香りと味の変化を楽しむことができます。
5. 包種茶と他のウーロン茶の違い
包種茶は、他のウーロン茶に比べて発酵度が低いため、より軽やかで緑茶に近い風味が特徴です。
例えば、台湾の有名な凍頂烏龍茶や木柵鉄観音は発酵度が高めで、 より重厚な味わいがあるのに対して、包種茶は軽やかな飲み口が特徴です。
包種茶は、その繊細な風味と美しい香りから、特に台湾茶愛好家に人気の高いお茶です。