山本 賢吾
両河内を代表する生産家「山本賢吾」さんのご紹介
山 本 賢 吾 | ||
茶園所在地 | 静岡県静岡市清水区大平 | |
茶園面積 | 225アール | |
栽培品種 | 藪北(やぶきた)、さやまかおり、 かなやみどり、おくゆたか、大棟、 さわみずか、香駿、蒼風 |
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栽培方法 | JAS有機栽培 | |
荒茶製造方法 | 生葉をつぶしたり細かくすることなく、素直に揉み上げる。 | |
本人から一言 以前は慣行栽培で販売は農協の共販に頼っていましたが、大ざっぱな一括販売に |
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葉桐から一言 標高250~400m 興津川支流最上流部に山本さんの茶園があります。 お茶に熱い気持ち持った生産家です。 自分のお茶の流通、取引のされかたに疑問を持って葉桐の門をたたいてくれました。 良いも悪いもすべてを評価される真剣勝負に、本当の意味でのやる気になってくれました。 賢吾君が作るかなやみどり、おくゆたか、さやまかおりは有機栽培茶中ので、 たぶん日本一美味しい品種茶です。頼れる生産家です。 |
生産家 山本賢吾のお茶一覧
全てJAS有機栽培産地別
品種別
先代がお茶農家をやっていて、山本さんは違う仕事をしていましたが、
先代が続けるのが難しい状況になり、このまま大好きなお茶が無くなってほしくない、
継承していきたいと思いお茶農家になることにしたそうです。
山本さんは有機栽培への切り替えを行いました。
切り替えは生半可な気持ちでは踏み切ることができません。 通常お茶の木を育て始めてから3年後くらいに最初の収穫を行うことができます。
有機栽培の場合は最初の収穫までに10年ほどはかかります。
それは土に残っている残留農薬が抜けるまでそれくらいの時間がかかるからです。
その間はお茶を収穫・販売することができません。
また、10年たったからもう安心というわけでもなく、
お茶は生き物なので年によっても変わってくるし、
有機肥料に切り替える場合はなかなかうまくいかないことも多く、
軌道に乗るまでが大変です。
それでも山本さんは安心してみんなが美味しく飲むお茶の為、有機栽培へと切り替えました。
自然は常に変化しており、その年によって土の硬さが全然異なります。
なので、毎年同じことの繰り返しではなくその年に合った対応をされています。
他の茶園の農薬の影響を受けないため、より甘み・旨味が強いお茶にするため、
標高が高く、山奥でお茶づくりを行っております。
除草剤を撒いている農家さんは多いですが、それを行わないため、雑草がとても生えます。
有機栽培は農薬を使わないため、とにかく雑草と害虫に負けないことが大変です。
雑草は自らの手ですべて処理されております。
夏の暑いときでも雨の日でも雑草を取り、お茶の木にしっかりと土の栄養が届き、
お茶がおいしくなるように休むことなく草刈りを日々行っています。
美味しいお茶を作るために今日も山奥の茶園に足を運んでいます。